インフルエンザの症状と予防接種|潜伏期間・治療法・家庭での対処法を解説

毎年冬になると流行するインフルエンザ。

高熱や全身の倦怠感など、つらい症状に悩まされた経験がある方も多いのではないでしょうか。

インフルエンザは適切な予防と早期治療が重要な感染症です。

本記事では、インフルエンザの症状や予防接種、治療法について詳しく解説します。

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。

通常の風邪と異なり、38℃以上の高熱や強い全身症状が急激に現れることが特徴です。

日本では例年12月〜3月にかけて流行し、年間約1,000万人が罹患するといわれています。

特に高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児は重症化しやすいため注意が必要です。

インフルエンザのA型とB型の違い

A型インフルエンザ

A型は最も一般的なタイプで、症状が重くなりやすい傾向があります。

ウイルスの変異が起こりやすく、新型ウイルスが出現することで世界的な大流行(パンデミック)を引き起こすこともあります。

高熱や関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く現れます。

B型インフルエンザ

B型はA型に比べて症状がやや軽い傾向がありますが、消化器症状が出やすいです。

下痢や嘔吐、腹痛などを伴うことがあります。

流行のピークはA型より遅く、2〜3月に多くみられます。

インフルエンザの症状と潜伏期間

潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は1〜3日と短く、感染後すぐに症状が現れます。

発症前日から発症後5〜7日間は他者への感染力があります。

解熱後も2日間程度はウイルスを排出している可能性があります。

主な症状

38℃以上の高熱が突然現れ、悪寒や頭痛を伴います。

強い倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が特徴的です。

咳、のどの痛み、鼻水といった呼吸器症状も現れます。

重症化すると肺炎や脳症を合併することがあります。

インフルエンザの予防接種

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンは発症リスクを60%程度低減させるとされています。

完全に予防できるわけではありませんが、発症しても症状を軽くする効果があります。

特に重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある方には接種が強く推奨されています。

接種のタイミング

ワクチンの効果は接種後2週間ほどで現れ、約5か月間持続します。

流行前の10〜11月に接種するのが理想的です。

13歳未満の子どもは2回接種が必要です。

副反応について

接種部位の腫れや痛み、軽い発熱などが見られることがありますが、通常2〜3日で軽快します。

卵アレルギーのある方は事前に医師に相談してください。

インフルエンザの治療法

抗インフルエンザ薬

発症から48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用することで、症状の軽減と罹病期間の短縮が期待できます。

タミフル(オセルタミビル)やリレンザ(ザナミビル)、イナビル(ラニナミビル)などがあります。

ゾフルーザ(バロキサビル)は1回の服用で治療が完了する薬剤です。

対症療法

解熱鎮痛薬で熱や痛みを和らげます。

ただし、小児へのアスピリンやインフルエンザ時のNSAIDs使用には注意が必要です。

アセトアミノフェンが安全に使用できる解熱薬として推奨されています。

家庭での対処法

十分な睡眠と安静を心がけましょう。

こまめな水分補給で脱水を防ぎ、消化の良い食事を摂ります。

家族への感染を防ぐため、マスクの着用と手洗いを徹底してください。

インフルエンザの予防対策

予防接種以外にも日常的な予防対策が重要です。

こまめな手洗いと手指消毒、マスクの着用で感染リスクを下げられます。

室内の適度な加湿(湿度50〜60%)も効果的です。

十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を高めておきましょう。

まとめ

インフルエンザは毎年流行する感染症ですが、適切な予防と早期治療で重症化を防ぐことができます。

予防接種は発症リスクを下げ、重症化を防ぐ効果的な方法です。

発症した場合は早めに医療機関を受診し、抗インフルエンザ薬による治療を開始しましょう。

日頃から手洗いや健康管理を心がけ、流行シーズンを乗り越えましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

20代のとき父親が糖尿病の診断を受け、日々の生活習慣からこんなにも深刻な状態になってしまうのかという経験を経て、人間ドックや健康診断を猛勉強。 数々の書籍などからわかりやすく、手軽に病気の予防に活用してほしいとの思いで「からだマガジン」を運営しています。