eGFRとは?基準値や血液検査で低い・高い原因について、腎臓や慢性腎臓病との関係は?

血液検査でわかるeGFRという値。日常で聞き慣れないので、どんな数値かわかりづらいですよね。

今回は、eGFRとはどんな数値なのか、そして、基準値より低い・高い場合の原因はどうなのか、腎臓との関係性はどうなのかについて詳しく解説していきます!

eGFRとは?

まず、eGFRは簡単に言うと、腎臓の働きを知るためのものです。

eGFRの正式名称は、意図球体濾過量という難しい名前なのですが、腎臓の糸球体が一分間にどれだけ血液を濾過したか、ということを示す値になります。ですので、GFRは、腎臓が一分間にどれだけの血液を処理して毒素を排出することができるかを示します

eGFRは腎臓の機能を測定するための一般的な指標です。

腎臓は体内の毒素を排出することができると同時に、血液中の必要な物質を保持することもできます。

eGFRは、血液検査の結果から計算することができます。

具体的には、血中のクレアチニン濃度と、患者の身体状態(年齢、性別、体重など)を考慮して計算されます。

GFRが低い場合は、腎臓の機能が低下している可能性があります。また、疾患や薬剤などによってもeGFRが低下することがあります。

eGFRは腎臓の状態を早期に検出するための重要な指標です。

腎臓の異常を早期に検出することで、適切な治療を行うことができます。また、eGFRの推移を追跡することで、腎臓の状態の変化を把握することもできます。

eGFRの基準値は?

eGFRの基準値は、以下のとおりです。

60ml/分/1.73㎡以上

健康な人では、「100ml/分/1.73㎡前後」

eGFRが60ml/分を下回る場合、腎機能が低下しているといえます。

eGFRが60ml/分/1.73㎡未満の状態が一定期間続くと、慢性腎臓病(CKD)の疑いがでてきます。

eGFRが低い場合の原因は?

eGFRが低い場合は、様々な原因が考えられます。以下はいくつかの一般的な原因です。

腎臓の疾患

腎炎、腎硬化症、腎臓結石、腎細胞癌などが原因となることがあります。

腎臓の疾患は、腎臓の細胞や血管などを損傷することがあり、腎臓の機能が低下します。腎炎、腎硬化症、腎臓結石、腎細胞癌などが原因となる場合があります。

腎不全

腎臓の機能が減退し、毒素を効率よく排出することができなくなることがあります。

腎不全は、腎臓の機能が減退することを示します。腎臓は毒素を排出することができなくなり、血液中の毒素が残り続けます。

高血圧

長期的な高血圧は腎臓に悪影響を与えることがあります。

高血圧は、長期的な血管硬化を引き起こすことがあり、腎臓の機能が低下することがあります。

血管疾患

腎臓に十分な血流が供給されない場合、腎臓の機能が低下することがあります。

例えば、腎臓に対する血管狭窄、腎動脈閉塞などが原因となる場合があります。

eGFRが高い原因は?

eGFRには、血清クレアチニンという物質が関係しています。

筋肉の病気や、寝たきりなどで筋肉量が少なくなった場合は、血清クレアチニンは低い値になります。

血清クレアチニンが低いと、計算上、eGFRが高くなってしまいます。筋肉量が少ないと、実際は腎機能が悪くなっているのに、eGFRが良い値(高い値)になります。

腎臓の疾患

腎臓の疾患が原因となり、腎臓の機能が低下します。このため、eGFR値が高くなることがあります。

低負荷の腎臓

腎臓が負担が少ない場合、eGFR値が高くなることがあります。例えば、腎臓の半分が失われている場合などです。

過剰な水分摂取

水分が多いと、血液中の毒素を排出することができ、eGFR値が高くなることがあります。

尿素の異常な低下

尿素レベルが低いと、腎臓の機能が低下しますが、eGFR値が高くなることがあります。

eGFRと慢性腎臓病(CKD)の関わりについて

eGFRと慢性腎臓病はとても大きく関係しています。

慢性腎臓病は、

  • 尿たんぱくが+以上、eGFRが60ml/分未満のいずれか、もしくは両方
  • この状態が3ヶ月以上続く

この場合に、慢性腎臓病と言われています。

eGFRは、腎臓がどの程度正常に機能しているかを示す指標です。慢性腎臓病は、長期間にわたって腎臓の機能が減退する疾患です。

eGFRが低い場合、腎臓の機能が低下していることが示されます。

また、慢性腎臓病は殆どの場合、自覚症状がありませんが、放置すると、以下のような症状が現れます。

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中

などの合併症を発症しやすく、腎移植や透析治療が必要になってしまう場合もあります。

eGFR値が持続的に低い場合、慢性腎臓病が疑われます。

慢性腎臓病が進行すると、腎臓の機能はますます低下し、治療を必要とする状態になる可能性があります。

しかし、単純にeGFR値が低いからといって慢性腎臓病と断定することはできません。

他の病気や薬剤の影響を考慮し、詳細な診断が必要です。慢性腎臓病の早期発見と早期治療は、腎臓の機能低下を防ぐ上で重要です。専門医に相談してください。


色々とカラダのことを調べてわかったのは、結局普段からの「生活習慣」が本当に大切だということです。

私の父も糖尿病の診断のあと、自力で生活習慣の改善にとても苦労しました。頼れるものがあるだけで、本人も家族も安心ですよね。