健康診断で再検査・要精密検査と言われたら?対応方法と放置リスクを解説

健康診断の結果に「再検査」「要精密検査」と書かれていて不安になったことはありませんか。

しかし、忙しさを理由に放置してしまう方も少なくありません。

再検査の指示には重要な意味があり、適切に対応することが健康を守る第一歩です。

本記事では、健康診断の結果の見方と再検査への対応方法について詳しく解説します。

健康診断結果の判定区分を理解する

異常なし・軽度異常

「異常なし」は検査項目すべてが正常範囲内という意味です。

「軽度異常」は基準値からわずかに外れているものの、治療の必要はなく経過観察で良いレベルです。

生活習慣の見直しで改善できることが多いです。

経過観察

現時点では治療の必要はありませんが、定期的な検査で変化を確認する必要がある状態です。

数か月後に再度検査を受け、数値の推移を確認することが大切です。

生活習慣の改善で数値が正常化することも期待できます。

要再検査・要精密検査

異常値が見つかったため、より詳しい検査が必要な状態です。

再検査は同じ検査を再度行い、一時的な異常か持続的な異常かを確認します。

精密検査はより詳細な検査を行い、病気の有無を確定します。

必ず医療機関を受診し、指示された検査を受けましょう。

要治療

すでに治療が必要な状態と判断されています。

速やかに医療機関を受診し、治療を開始する必要があります。

主な検査項目別の再検査対応

血圧の異常

高血圧を指摘された場合は、内科や循環器内科を受診しましょう。

自宅での血圧測定を続け、白衣高血圧でないか確認することも重要です。

放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。

血糖値・HbA1cの異常

糖尿病の可能性があるため、内科や糖尿病内科で精密検査を受けましょう。

糖尿病を放置すると、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こします。

早期発見・早期治療で合併症を予防できます。

コレステロール・中性脂肪の異常

脂質異常症の疑いがあります。

内科で再検査を受け、必要に応じて食事療法や薬物療法を開始します。

動脈硬化を進行させ、心臓や脳の血管疾患のリスクを高めます。

肝機能の異常

AST、ALT、γGTPなどの数値が高い場合は、消化器内科や肝臓内科を受診しましょう。

脂肪肝、肝炎、アルコール性肝障害などの可能性があります。

超音波検査や追加の血液検査で原因を特定します。

尿蛋白・尿潜血の異常

腎臓や尿路の異常が疑われます。

内科、腎臓内科、泌尿器科で精密検査を受けましょう。

一時的な異常のこともありますが、慢性腎臓病の早期発見につながることもあります。

便潜血陽性

大腸がんのスクリーニング検査で陽性が出た場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けてください。

大腸がんは早期発見できれば高い確率で治癒が期待できます。

痔や炎症が原因のこともありますが、検査で確認することが重要です。

再検査を放置するリスク

再検査を放置すると、病気の発見が遅れ、治療が困難になることがあります。

早期なら生活習慣の改善や軽い治療で済んだものが、放置により重症化して手術や入院が必要になることもあります。

特にがんは早期発見と進行してからの発見では、生存率や治療の選択肢が大きく異なります。

健康診断の結果は体からのサインと受け止め、適切に対応しましょう。

再検査・精密検査の受け方

健康診断の結果表を持参し、指示された診療科を受診しましょう。

どこを受診すればよいかわからない場合は、かかりつけ医や総合病院の総合診療科に相談できます。

費用は保険適用となるため、自己負担は通常の医療費と同じです。

企業の健康診断で指摘された場合は、産業医に相談することもできます。

まとめ

健康診断で再検査や要精密検査と言われたら、不安に感じるのは当然のことです。

しかし、それは体からの重要なサインであり、早期発見・早期治療のチャンスでもあります。

忙しさを理由に放置せず、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

再検査の結果、異常がなければ安心できますし、もし病気が見つかっても早期なら治療の選択肢が広がります。

自分の健康を守るために、積極的に行動してください。

ABOUTこの記事をかいた人

20代のとき父親が糖尿病の診断を受け、日々の生活習慣からこんなにも深刻な状態になってしまうのかという経験を経て、人間ドックや健康診断を猛勉強。 数々の書籍などからわかりやすく、手軽に病気の予防に活用してほしいとの思いで「からだマガジン」を運営しています。