体脂肪率とは?男女別・年齢別の平均が知りたい、高いときのリスクや減らすための方法は?

体脂肪率は最も身近に自分のからだの中でわかりやすいものかもしれません。しかし、結局のところ、体脂肪率が高いと何がいけないのでしょうか?

今回は、知っているようで知らない体脂肪率について、そもそも体脂肪率とはなにか、男女別・年齢別の目安のとなる平均値について、体脂肪率が高いとどんな病気などと関連していくのか、減らすための方法について詳しく解説していきます。

体脂肪率とは?

体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合を示す指標です。

具体的には、体内にどれだけの脂肪が蓄積されているかを示し、健康管理やダイエットの指標として広く利用されています。

体脂肪率は、体脂肪量を体重で割って算出され、一般的にパーセンテージで表示されます。

体脂肪率を測定する方法は複数あり、皮下脂肪を測定するキャリパー法、電気抵抗を利用するインピーダンス法、さらにはDXA(デュアルエネルギーX線吸収測定法)などがあります。

日常的には、家庭用の体組成計を使用することが一般的です。

体脂肪率の日本人男性の年齢別平均値は?

日本人男性の体脂肪率は、年齢とともに変動します。

以下は、日本人男性の年齢別平均値の目安です

  • 20代:10% – 20%
  • 30代:12% – 22%
  • 40代:14% – 24%
  • 50代:16% – 26%
  • 60代以上:18% – 28%

これらの数値はあくまで平均的な目安であり、個人差があります。

筋肉量が多い人や、運動習慣がある人は体脂肪率が低くなる傾向があります。

体脂肪率の日本人女性の年齢別平均値は?

日本人女性の体脂肪率も年齢によって変動します。

以下は、日本人女性の年齢別平均値の目安です

  • 20代:20% – 30%
  • 30代:22% – 32%
  • 40代:24% – 34%
  • 50代:26% – 36%
  • 60代以上:28% – 38%

女性は男性よりも体脂肪率が高くなる傾向があります。

これは、女性の体が妊娠や授乳に備えて脂肪を蓄える生理的な役割を持っているためです。

体脂肪率が高いとどうなる?

体脂肪率が高い状態が続くと、さまざまな健康リスクが高まります。

以下は、体脂肪率が高いことによる主なリスクです

1. 心血管疾患

高体脂肪率は、心臓病や高血圧、動脈硬化などの心血管疾患のリスクを増加させます。

特に内臓脂肪が多いと、これらのリスクが高まります。

2. 糖尿病

体脂肪率が高いと、インスリン抵抗性が高まり、2型糖尿病の発症リスクが増加します。

肥満と糖尿病は密接に関連しています。

3. 関節疾患

過剰な体重と脂肪は、関節に負担をかけ、関節炎や関節痛の原因となります。

特に膝や腰など、体重を支える部位に影響が出やすいです。

4. 呼吸器疾患

高体脂肪率は、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患のリスクも高めます。

脂肪が気道を圧迫し、呼吸が妨げられることがあります。

5. 精神的な影響

体脂肪率が高いと、自己評価が低下し、うつ病や不安障害などの精神的な問題を引き起こすことがあります。

体脂肪率を減らす方法は?

体脂肪率を健康的な範囲に保つためには、以下の方法が効果的です:

1. バランスの取れた食事

適切な栄養バランスを保つことが重要です。

野菜、果物、全粒穀物、良質なたんぱく質をバランス良く摂取しましょう。

また、過剰なカロリー摂取を避け、加工食品や砂糖の多い食品は控えることが推奨されます。

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2. 定期的な運動

有酸素運動(例:ウォーキング、ジョギング、サイクリング)や筋力トレーニングを定期的に行うことで、脂肪を燃焼し、筋肉量を増やすことができます。

週に150分以上の中程度の運動を目指しましょう。

3. 睡眠の確保

十分な睡眠は、体脂肪の管理に重要です。

睡眠不足は食欲を増進し、体重増加を引き起こすホルモンのバランスを乱します。

4. ストレス管理

ストレスが高まると、コルチゾールというホルモンが分泌され、体脂肪の蓄積を促進します。

ヨガや瞑想、趣味の活動など、ストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。

5. 生活習慣の改善

アルコールの過剰摂取や喫煙は体脂肪の増加につながることがあります。

これらの習慣を見直し、健康的なライフスタイルを維持することが大切です。

まとめ

体脂肪率は、健康管理において重要な指標の一つです。

適切な体脂肪率を維持することは、さまざまな健康リスクを低減し、生活の質を向上させるために不可欠です。

年齢や性別に応じた平均値を理解し、バランスの取れた食事や定期的な運動、生活習慣の改善を通じて、健康的な体脂肪率を維持することを心がけましょう。


色々とカラダのことを調べてわかったのは、結局普段からの「健康診断」が本当に大切だということです。

私の父も糖尿病の診断を受けるまで全く健康診断をしていませんでした。手軽にしっかりとした検査をすることで、深刻な病状になる前に予防することができるのでおすすめです。