パソコン作業が多い現代人。やはり目の疲れはみなさんも感じることと思います。そんな現代人によくあるのが「ドライアイ」です。
なんとなくわかってはいるものの、そもそもドライアイについて意外と知識がないという人も多いはず。
今回は、そんなドライアイについて、ドライアイの症状やどんな原因があるのか、ドライアイがひどくなるとどうなってしまうのか、そして、ドライアイは自分で治す方法があるのかについて詳しく解説していきます。
ドライアイとは?
ドライアイは、目が十分に涙を分泌できずに乾燥してしまう病気のことを指します。
涙は目の表面に張り付いている涙膜を通じて、目を潤す役割を持っています。
しかし、涙腺の機能が低下したり、涙の成分が不足したりすることで、涙が不十分になり、目が乾燥してしまいます。
ドライアイは、目の疲れやストレス、加齢によって起こることが多いとされています。
ドライアイの原因は何?
ドライアイの原因は、様々な要因が考えられています。最も一般的な原因は、加齢による涙腺の機能低下です。
加齢に伴い、涙腺の細胞が老化し、涙の分泌が低下してしまいます。
また、パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見続けることで、目が疲れて涙の分泌が低下することもあります。
その他、風邪やアレルギーなどの病気、眼瞼下垂、ドライアイ症候群などもドライアイの原因として考えられます。
ドライアイの症状は?
ドライアイの症状には、目のかすみ、目のかゆみ、目の充血、まぶたの痛み、光に対する過敏、目の疲れ、目の乾燥感などがあります。
また、涙が出ることが少なくなるため、目の周りが乾燥してしまい、目の周りの皮膚がかさついたり、目が開きにくくなったりすることもあります。
ドライアイがひどくなるとどうなる?
ドライアイがひどくなると、角膜にダメージが生じることがあります。
角膜は、目を守るために非常に重要な部分であり、角膜が傷つくと視力が低下したり、炎症が起こったりすることがあります。
また、角膜が乾燥すると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、角膜炎などの病気を引き起こすこともあります。
そのため、ドライアイが疑われる場合は、早めに眼科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
ドライアイの治し方は?
ドライアイの治療には、まず原因を特定し、それに合った治療を行うことが重要です。
例えば、ドライアイがアレルギー性の場合は抗アレルギー薬を使用することで症状を改善することができます。
また、ドライアイがパソコン作業やスマートフォン使用などの長時間の目の疲れによるものであれば、適切な休憩をとることや目を温めることで改善することができます。
一般的にドライアイの治療には、涙の成分を補う「人工涙液」の使用が効果的とされています。
は、目の表面に液体を補充し、乾燥を防ぐためのものです。市販のものもありますが、種類によっては医師の処方が必要なものもあります。人工涙液は、使い方によっては効果を発揮しないこともあるため、眼科医に相談することが重要です。
ドライアイは自分で治せる?
一部の症状が軽度であれば、自宅で対処することができる場合もあります。
例えば、パソコン作業やスマートフォン使用中の目の疲れを軽減するためには、定期的に休憩をとることや目を温めることが有効です。
また、加湿器を使用して部屋の湿度を上げることで、ドライアイを防ぐこともできます。
ただし、症状が重度であったり、長期間続いたりする場合には、専門医の診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。
また、眼科医の指導のもと、適切な人工涙液の使用法や目のケア方法を学ぶことで、ドライアイを予防することもできます。
まとめ
ドライアイは、涙の分泌不足によって目が乾燥してしまう病気です。
原因には加齢や画面を見続けることなどがあります。症状には、目のかすみやかゆみ、充力感、目の疲れ、目の充血などがあります。重度の場合には、視力障害や角膜炎、結膜炎などの合併症が発生することがあります。
ドライアイを治療するためには、まず原因を特定し、それに合った治療を行うことが重要です。
一般的には、人工涙液の使用が効果的ですが、それだけでなく、目の疲れを減らすための適切な休憩や目のケア、加湿器の使用なども有効です。
一部の症状が軽度であれば、自宅での対処も可能ですが、症状が重度であったり、長期間続く場合には、眼科医の診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。
また、ドライアイを予防するためには、適度な休憩や目のケアを行うことや、十分な水分補給、加湿器の使用などが有効です。
ドライアイは、加齢や画面作業など現代社会において多くの人が悩まされる病気ですが、適切な対処法を学ぶことで、症状の改善や予防が可能です。
定期的な眼科受診や、適切な人工涙液の使用など、早めの対処が大切です。また、ドライアイに悩んでいる場合は、適切な専門医の診断を受けることが、より健康的な目の状態を保つためにも必要です。