γ-GPT(ガンマGPT)とは?基準値や高い理由・下げるための対策やお酒との関連性について

人間ドックにいくと必ず目にする「γ-gpt(ガンマGPT)」の項目。そもそも読み方も難しいし、どんな影響がある数値なんでしょうか?

今回は、そもそもγ-gpt(ガンマGPT)とは何なのか?そして、基準値や高くなってしまう理由、γ-gpt(ガンマGPT)を下げるための対策やお酒との関係性について詳しく解説していきます!

γ-gpt(ガンマGPT)とは?

γ-GT は肝臓や腎臓などの細胞内に存在する酵素です。

この酵素活性は、肝臓の機能に関連していると考えられており、特に肝臓の疾患(アルコール性肝炎など)や腎臓の疾患などの検査に用いられます。

血中のγ-GTPを検査することで、アルコール性肝機能障害・胆道の圧迫や閉塞・肝硬変・慢性肝炎などの早期発見が可能になります。

γ-gpt(ガンマGPT)が高いのはなぜ?

肝臓や腎臓などの疾患を示す可能性があります。

特に肝臓の疾患(アルコール性肝炎、肝硬変など)や腎臓の疾患(腎不全など)が原因で高くなることがあります。

よく疑われる病気の例として、

脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝障害

などがあります。

ただし、他の要因(妊娠、薬物の服用など)も γ-GT の値を高くすることがあるため、正確な診断には他の検査も必要となります。

お酒を飲まないのにγ-gpt(ガンマGPT)が高いのはなぜ?

γ-GTPは酒を飲まないことでも上昇することがあります。原因としては、肝臓の疾患、肝臓の薬剤の影響、肝臓の炎症などが考えられます。

また、正常値の範囲を超えている場合は、医師に相談しましょう。

γ-gpt(ガンマGPT)の基準値は?

年齢、性別、検査方法などによって異なります。

一般的に、

男性: 10-70 U/L

女性: 10-35 U/L

が基準値とされていますが、医師によって異なる場合もありますので、必ず医師に確認してください。

また、γ-GTP値で注意しなくてはいけないのは100以上になった場合です。100~200ですと、脂肪肝が進行している可能性が高いと言われています。

200以上になった場合は、胆石や胆道がんなどによって胆道がつまっている可能性があるので、必ず病院に行くことをおすすめします。

γ-gpt(ガンマGPT)を下げるための方法は?

肝臓や腎臓の病気に大きく関わるγ-gpt(ガンマGPT)。数値を下げるためにはどうしたらいいんでしょうか?

アルコールの摂取を減らす

過剰なアルコールの摂取は、肝臓の機能を悪化させ、γ-GT の値を上昇させます。アルコールを減らすことで、γ-GT の値を下げることができます。

健康的な食生活

健康的な食生活を通じて、栄養バランスの良い食事をとることが大切です。肝臓の機能を改善するために、肝臓をサポートする栄養素を多く含む食事を心がけましょう。

適度な運動

適度な運動は、肝臓の機能を改善することができます。毎日の運動量は医師に相談してください。

健康習慣の維持

健康的な生活習慣を維持することは、肝臓の健康を維持するために大切です。ストレスを減らし、十分な睡眠をとり、喫煙を減らすことも大切です。

これらは一般的な方法であり、個人差があるため、医師の指示に従ってください。また、γ-GT の値を下げるためには、肝臓や腎臓などの疾患が原因である場合は、適切な治療を受けることも重要です。

γ-gpt(ガンマGPT)を下げるためにお茶は有効?

結論から言うと、あまり関係ないと言われています。

お茶に含まれるカフェインは、血糖値の上昇を促す効果があることから、γ-gtを下げるためにはお茶を飲むことは有効ではないと考えられます。

代わりに、低糖質の食事や適度な運動などがγ-gtの低下に効果的です。