口角炎がなかなか治らない、口角炎になる原因は?症状や治し方、内臓疾患との関係について

なってしまうとすごくイライラしてしまう「口角炎」。なんだか小さなことのように思えますが、なった本人にとってはすごく嫌な病気でもあります。

今回は、そんな口角炎についてそもそもの原因はなにか、口角炎の症状、そして治し方や口角炎と内臓疾患との関係について詳しく解説していきます!

口角炎とは?

口角炎は、一般的には「口の角」と呼ばれる口の両端にできる炎症を指します。

医学的には「角化班」とも呼ばれ、口唇周囲の皮膚や粘膜の炎症を指す広義の用語です。

口角炎は非常に一般的な症状であり、多くの人が経験することがあります。

口角炎は一見すると小さな問題のように思えますが、症状がひどくなると食事や会話にも支障をきたすことがあります。

口角炎の原因は?

口角炎の主な原因は、唇の乾燥や刺激です。以下に口角炎の主な原因をいくつか挙げます。

唇の乾燥は、冬の乾燥した気候や加齢によって引き起こされることがあります。乾燥した唇は、炎症が起こりやすくなります。

唇の刺激は、摩擦や咬傷、舐めることによって引き起こされます。

例えば、唇を舐める習慣や、歯の噛み合わせの問題がある場合には、口角炎が起こりやすくなります。

また、ビタミンや鉄、亜鉛などの栄養素の不足は、口角炎の原因になることがあります。

特に、ビタミンB2やB6の不足は口角炎のリスクを高めることが知られています。

暑い季節や湿度の高い環境では、汗や唾液が口角周辺にたまりやすくなります。

これにより、湿度が高く、菌や真菌の繁殖が促され、口角炎の発生リスクが高まります。

口角炎がなかなか治らないのはなぜ?

一部の口角炎は比較的簡単に治る場合もありますが、なかにはなかなか治らないケースもあります。

以下に、口角炎がなかなか治らない理由をいくつか説明します。

継続的な刺激がある

口角炎が発生する原因となる刺激が継続的に続いている場合、炎症は再発しやすくなります。

例えば、唇を舐める習慣や歯の噛み合わせの問題がある場合には、炎症が治っても再発しやすくなります。

同時に存在する他の病気がある

口角炎が他の病気や状態と関連して発生している場合、その根本的な問題を解決しなければ、口角炎はなかなか治りません。

例えば、口内炎、口唇ヘルペス、アレルギーなどが同時に存在する場合、これらの問題も同時に治療する必要があります。

免疫力の低下

免疫力が低下していると、口角炎の治癒に必要な時間が長くなることがあります。

免疫力が低下している場合、炎症を抑えるための免疫反応が鈍くなり、治癒プロセスが遅れる可能性があります。

口角炎と内臓疾患の関係はある?

口角炎と内臓疾患の関係については、明確な証拠はありません。

しかし、口角炎は一般的な症状であり、一部の内臓疾患と関連する可能性があるとされています。以下に、口角炎と関連があるとされる内臓疾患をいくつか紹介します。

ビタミンB2欠乏症

口角炎は、ビタミンB2の不足によって引き起こされることがあります。

ビタミンB2は、食品から摂取される重要なビタミンであり、欠乏症は口角炎を引き起こす可能性があります。

ビタミンB6欠乏症

ビタミンB6の不足も口角炎の原因になる可能性があります。ビタミンB6は、タンパク質代謝や免疫機能に重要な役割を果たすため、不足すると口角炎の発生リスクが高まることがあります。

内臓疾患

口角炎が継続的に再発する場合、一部の内臓疾患と関連している可能性があります。例えば、消化器系の問題や免疫系の疾患が口角炎を引き起こすことがあります。

ただし、口角炎が内臓疾患の症状であるかどうかを判断するには、医師に相談し、適切な検査や評価を受ける必要があります。

口角炎の治し方は?

口角炎の治し方は、症状の軽重や原因によって異なりますが、以下に一般的な治療方法をいくつか紹介します。

保湿

口角炎の主な原因の一つは唇の乾燥です。保湿剤やリップクリームを使用して、唇の保湿を行うことが重要です。特に寒い季節や乾燥した環境では、こまめな保湿が必要です。

刺激物を避ける

口角炎の炎症を悪化させる刺激を避けることも重要です。例えば、唇を舐めたり、咬傷を避けたりすることが必要です。また、歯の噛み合わせの問題がある場合は、歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

栄養補給

口角炎の一部は栄養不足によって引き起こされることがあります。

バランスの取れた食事や栄養補助食品を摂取することで、栄養不足を改善し、口角炎の治癒を促すことができます。

食事で接種できない場合は、サプリメントや青汁など手軽な健康食品もおすすめです。

抗真菌薬や抗生物質の使用

口角炎が真菌や細菌感染によるものである場合、医師の処方に基づいた抗真菌薬や抗生物質の使用が必要になることがあります。

医師の指導の下での治療

口角炎がなかなか改善しない場合や症状が重い場合は、皮膚科や口腔科の医師に相談することが重要です。

医師は症状の評価を行い、適切な治療法を提案してくれます。

漢方薬を使う

一部の漢方薬は、口角炎の症状に効くと言われています。以下はその参考です。
炎症や充血が強く、のぼせやすいという症状に効く漢方です。便秘がちな人には、三黄瀉心湯がおすすめ。便秘がない人には、黄連解毒湯が効くと言われています。

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

 

重要なのは、自己処理せずに医師の指導を受けることです。口角炎は一般的な症状ではありますが、正しい治療を受けることで早期に改善することができます。


色々とカラダのことを調べてわかったのは、結局普段からの「健康診断」が本当に大切だということです。

私の父も糖尿病の診断を受けるまで全く健康診断をしていませんでした。手軽にしっかりとした検査をすることで、深刻な病状になる前に予防することができるのでおすすめです。