人間ドックを予約する際、「オプション検査」の選択に迷う方は多いのではないでしょうか。
基本コースだけでは調べきれない項目を追加できるオプション検査は、自分のリスクに合わせた健康チェックを可能にします。
しかし、種類が多すぎて何を選べばよいかわからないという声もよく聞かれます。
本記事では、人間ドックのオプション検査の種類や費用、自分に合った検査の選び方について詳しく解説します。
目次
オプション検査とは
オプション検査は、人間ドックの基本コースに追加して受けられる検査です。
基本コースには含まれていない専門的な検査や、より詳しい画像診断などを自分の希望やリスクに応じて選択できます。
年齢、性別、家族歴、生活習慣などを考慮して、必要な検査を追加することで、より効果的な健康診断になります。
主なオプション検査の種類と費用
脳関連のオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| 頭部MRI/MRA | 25,000〜40,000円 | 脳梗塞、脳動脈瘤、脳腫瘍 |
| 頸動脈エコー | 5,000〜10,000円 | 動脈硬化、プラーク |
| 認知機能検査 | 3,000〜8,000円 | 軽度認知障害(MCI) |
50歳以上の方、高血圧や糖尿病のある方、脳卒中の家族歴がある方におすすめです。
心臓・血管関連のオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| 冠動脈CT | 25,000〜40,000円 | 冠動脈狭窄、石灰化 |
| 心臓エコー | 8,000〜15,000円 | 心臓弁膜症、心機能低下 |
| ABI/PWV検査 | 3,000〜5,000円 | 動脈硬化度、血管年齢 |
| NT-proBNP | 3,000〜5,000円 | 心不全リスク |
| LOX-index | 10,000〜15,000円 | 脳梗塞・心筋梗塞リスク |
生活習慣病のある方、喫煙者、心臓病の家族歴がある方におすすめです。
消化器関連のオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| 胃カメラ | 10,000〜20,000円 | 胃がん、食道がん、胃潰瘍 |
| 大腸カメラ | 15,000〜30,000円 | 大腸がん、ポリープ |
| ピロリ菌検査 | 3,000〜6,000円 | ピロリ菌感染 |
| 腹部CT | 10,000〜20,000円 | 肝臓、膵臓、腎臓の異常 |
40歳以上の方、便潜血検査陽性の方、胃がん・大腸がんの家族歴がある方におすすめです。
肺関連のオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| 胸部CT | 10,000〜20,000円 | 肺がん、肺気腫、間質性肺炎 |
| 肺機能検査 | 3,000〜5,000円 | COPD、喘息 |
| 喀痰細胞診 | 3,000〜5,000円 | 肺がん(中心型) |
喫煙者・元喫煙者、受動喫煙の環境にある方におすすめです。
女性向けオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| マンモグラフィ | 5,000〜8,000円 | 乳がん(石灰化) |
| 乳腺エコー | 4,000〜7,000円 | 乳がん(しこり) |
| 子宮頸がん検診 | 3,000〜5,000円 | 子宮頸がん、前がん病変 |
| 婦人科エコー | 4,000〜7,000円 | 子宮筋腫、卵巣嚢腫 |
| 骨密度検査 | 3,000〜6,000円 | 骨粗鬆症 |
| HPV検査 | 5,000〜8,000円 | ヒトパピローマウイルス感染 |
20歳以上の女性は子宮頸がん検診、40歳以上は乳がん検診、閉経後は骨密度検査がおすすめです。
男性向けオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| PSA検査 | 2,000〜4,000円 | 前立腺がんリスク |
| 前立腺エコー | 5,000〜8,000円 | 前立腺肥大、前立腺がん |
| テストステロン検査 | 3,000〜6,000円 | 男性更年期障害 |
50歳以上の男性はPSA検査、40歳以上で疲労感や意欲低下がある方はテストステロン検査がおすすめです。
腫瘍マーカー・がん関連のオプション検査
| 検査名 | 費用目安 | わかること |
|---|---|---|
| 腫瘍マーカーセット | 5,000〜15,000円 | 各種がんリスク |
| PET-CT | 80,000〜120,000円 | 全身のがんスクリーニング |
がんの家族歴がある方、50歳以上の方におすすめです。
年代別おすすめオプション検査
年代によってかかりやすい病気は異なるため、年齢に応じたオプション検査を選ぶことが重要です。
30代
基本的な人間ドックに加えて、生活習慣病の芽を早期に見つけることが目標です。
ピロリ菌検査で胃がんリスクを確認し、必要に応じて除菌治療を受けておくとよいでしょう。
女性は子宮頸がん検診を忘れずに受けましょう。
40代
がんの発症リスクが上昇し始める年代です。
胃カメラ、大腸カメラの内視鏡検査を検討しましょう。
女性はマンモグラフィと乳腺エコーの乳がん検診を追加します。
男性は動脈硬化検査(ABI/PWV、頸動脈エコー)がおすすめです。
50代
がん・心血管疾患・脳血管疾患のリスクが高まる年代です。
頭部MRI/MRAで脳ドックを、冠動脈CTまたは心エコーで心臓ドックを検討しましょう。
男性はPSA検査で前立腺がんをチェックします。
女性は骨密度検査も追加しましょう。
60代以降
総合的ながん検診と、心臓・脳の精密検査が重要です。
PET-CTによる全身がんスクリーニングも選択肢になります。
認知機能検査で認知症の早期発見にも努めましょう。
オプション検査を選ぶポイント
自分のリスク因子を把握する
家族歴(がん、心臓病、脳卒中など)、生活習慣(喫煙、飲酒、運動不足)、既往歴を振り返り、自分のリスクに合った検査を選びましょう。
過去の検査結果を参考にする
前回の健診で「要経過観察」「要精密検査」と指摘された項目があれば、関連するオプション検査を追加しましょう。
予算とのバランスを考える
オプション検査を多く追加すると費用がかさみます。
すべてを毎年受ける必要はなく、2〜3年ごとにローテーションで受けるのも一つの方法です。
優先順位をつけて選択しましょう。
施設に相談する
どの検査を追加すべきか迷う場合は、予約時や問診時に医師や看護師に相談しましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、より適切な検査を選択できます。
まとめ
人間ドックのオプション検査は、自分のリスクに合わせた健康チェックを可能にする有用な選択肢です。
年齢、性別、家族歴、生活習慣を考慮して、必要な検査を追加しましょう。
脳ドック、心臓ドック、がん検診、女性・男性特有の検査など、さまざまなオプションがあります。
すべてを毎年受ける必要はありませんが、年齢とともにリスクが高まる検査は定期的に受けることをおすすめします。
適切なオプション検査で、より充実した健康診断を受けましょう。










