A/G比とは何?数値が低下する原因や基準値が知りたい!

人間ドックや健康診断などの血液検査で出てくる、A/G比という言葉。よく意味もわからないので、そのままにしているという人も多いと思います。

実は、このA/G比は、体の状態を知るためにとても大事な数値なのです。

今回は、そんなA/G比についてそもそもどういう数値なのか、そして基準値や高低によって懸念される病気などについて詳しく紹介していきます。

 

A/G比とはそもそも何?

A/G比とは、アルブミン(A)とグロブリン(G)の比率によって導かれる比率を数値化したものを指します。

血液検査によって採取された血液中に含まれるタンパク質は140種類以上もあります。ただ、そのなかのほとんどはこのアルブミンとグロブリンの2つで構成されています。

そのため、この2つの数値を詳しく見ていくと病気の判断に役立つのです。

※関連項目である、総蛋白については以下からチェックしてみてください。

血液検査で総蛋白(たんぱく)が高い理由・低い理由とは?

2017.07.06

アルブミン・グロブリンについて

アルブミンとグロブリンといったタンパク質は、肝臓から生成されるので、この2つの数値であるA/G比は、肝臓の状態や肝臓に関わる病気を判定する指標として活用されています。

A/G比は、アルブミンとグロブリンの比率なので、この2つの数値が増減することで数値も変わってきます。

アルブミンは肝臓で作られ、基準値を超えて高くなることはなく、

  • アルブミンが減るもしくは、流出してしまう場合
  • グロブリンが増加してしまう場合

上記の場合に、A/G比は低下していきます。

A/G 比が低下するとどうなる?

そんなA/G比ですが、その数値が低下することによってさまざまな病気の疑いが出てきます。

具体的な病気をあげるとすれば、

  • 肝硬変
  • 慢性肝炎
  • 肝臓がん
  • ネフローゼ症候群
  • 蛋白漏出性胃腸症
  • 多発性骨髄腫

以上です。

A/G比が下がった場合、病気の疑いがあり、さらに基準値を下回るような場合には重症化している懸念も出てきます。

A/G比の基準値は?

低下することによってさまざまな病気の疑いが出てくることはわかりましたが、A/G比の基準値とはどのくらいなのでしょうか?

一般的には、

  • A/G比 1.1-2.1

が基準値といわれ、これを下回ると先述のような病気の疑いが出てきます。

まとめ

耳慣れない言葉である、A/G比ですが、意外と重要な数値であることがお分かりいただけたかと思います。肝臓の状態を確かめる数値のため、アルコールを日常的に摂取している方などはしっかりと把握しておくことが重要です。